【オンレポ】【今更レポート】モジャドラミクレッフィサイクル【ブースター最強決定戦最終1位】
こんにちは、やどりぎです。昔の話ではありますが、ブースター最強決定戦という仲間大会で1位をとることができました。この記事ではこの仲間大会で使った構築を紹介しようと思います。
1.ブースター最強決定戦とは
ポケモンソルジャーとバンビーさんのコラボ企画で、ブースターがトップメタになるような6匹だけの環境(ブースター、ホエルオー、モジャンボ、フリージオ、ドラミドロ、クレッフィ)を作ってぽへチャンネルさんも誘って対戦しようというものがあったのですが、その企画が好評だったので去年の7/17にそのルールでの仲間大会が企画されました。今日ポケチャンネルの企画したシロナ王が近いですが、プールが6匹しかないのでメタ対象が少ない一方で基本選出以外が裏選出どころか見せポケとしても機能しないというのが特徴です。
以下のリンクは上から環境作成動画、対戦動画(ポケモンソルジャー、バンビーさん、ぽへチャンネルさんの順)となっております。メタ対象を絞りやすくなってありがたかったです。
【コラボ】最弱ブイズ・ブースターを最強にしてみた【これが本当の環境操作】 - YouTube
2.構築の経緯
この環境は全員の並びが同じなので選出するポケモンは事前に3匹決めてしまうということが可能です。最初にこの環境において多そうなポケモンに強い3匹の並びを組むことを考えました。上記の動画も踏まえて環境に多いと思ったポケモンは以下の通り。
ブースター:アタッカー(根性毒々玉、パワフルハーブ穴を掘るなど)、欠伸持ちクッション
ホエルオー:ブースター受け
モジャンボ:アタッカー(晴れ展開含む)、宿り木持ちクッション
フリージオ:零度再生持ち、弱点保険
ドラミドロ:アタッカー、ブースター受け
クレッフィ:起点作成、残飯鉄壁瞑想
これを眺めていて思ったこととして、
というものがありました。
採用順は覚えていないのですが、これらを踏まえたうえでADチョッキモジャンボ、HBヘドロドラミドロ、スカーフすり替えクレッフィの3匹で戦うことを決めました。
3.個体詳細
①モジャンボ@突撃チョッキ 再生力
勇敢 175-167(252)-145-133(20)-100(236)-63
調整意図:Aは特化、残りはモジャンボミラーを考えて乱数が変わるところをいちいち計算して効率よさそうな配分、定数ダメージを考えてHは無振り
この構築のダメージソース。物理技を考えるとフリージオを受け出しづらいので地震の一貫がすさまじいし、ブースターを優遇してるためか全体的にBが低めなので交代読みが決まったら誰も2サイクル目が受からない。ドラミドロクレッフィとの相性補完と再生力のおかげでホエルオーやモジャンボに受け出してもなかなか削れない。ブースターとモジャンボからだけしか物理打点が飛んでこない上にホエルオーに安心して地震を押すことができるのでD振りは正解だった。
技構成はウィップ地震ヘド爆で完結してると思う。叩き落とすはクレッフィのスカーフすり替えと相性が悪くてほとんど押さなかった。草技をタネ爆弾とかにするのならばHBフリージオに確定2発をとるために岩雪崩も入ってくるみたいな話はある。
②ドラミドロ@黒いヘドロ 毒の棘
呑気 172(252)-96(4)-156(252)-x-143-44(最遅)
クイックターン 毒々 守 黒い霧
調整意図:対ブースターを考えてHB特化、相手のドラミドロの型がわかってからドラミドロミラーで後攻クイタンをすることを想定して最遅
環境メタ枠。ブースターはドラミドロじゃ完全には受からないが、フレアドライブの反動や毒ダメージ、クイックターン、モジャンボやクレッフィの削りなどを合わせればブースターを削りきることができる(受からないブースターは毒々玉を持っているので自分から消耗してくれる)。守+裏のモジャンボでバンビーさんが動画で使っていたパワフルハーブブースターにも相手が択の強い人じゃなければ対応可能。A0さんが動画で使っていた残飯クレッフィを黒い霧+後攻クイタン+スカーフすり替えで見るつもりだったが結局黒い霧は一回も押さなかった。相手のモジャンボにはこちらのモジャンボ後投げで対応する。みんなちゃんとクレッフィを採用してたのでタイプ一致技の採用価値は低い。一回だけ毒の棘がブースターに対して発動したが勝敗に関係なかったし、毒々玉を持ってないブースターの根性発動のきっかけになりかねないので正直タイプ一致技を採用しない場合特性は何でもいいと思う。
③クレッフィ@拘りスカーフ 悪戯心
控えめ 163(244)-x-112(4)-145(252)-108(4)-96(4)
調整意図:C特化H奇数、相手のクレッフィの残飯をもらうことを考えてHは159にはしなかった
起点作成兼高速アタッカー。相手のクレッフィにスカーフを渡すのが主な仕事であり、電磁波透かしのついでに先制身代わりですり替えを透かされなければいいのでHC。ブースターとドラミドロにそれぞれ致命傷を与えられて他のポケモンにも通りのいいイカサマとサイコショックが優秀すぎた。逆にラスターカノンは対フリージオであってもA0さんが動画で使っていた弱保が怖かったし、クレッフィにスカーフを渡した後もだいたい裏に通るサイコショックなんかを押してたので、押す機会がなかった。スカーフのおかげでSに振ったフリージオ以外の全員に上から行動できて単純に殴ってるだけで強いのは予想外だった。
4.潜ってみた時の感想
戦績は12勝2敗。うち一敗は初戦でクレッフィ展開からの葉緑素成長両刀モジャンボに負けました。この時初手ドラミドロだったのですが、てっていこうせんのダメージが痛すぎて相手の初手クレッフィに不利をとるのはまずいと思い、2戦目以降は初手クレッフィを出すことにしました。もう一敗はねむねご地割れホエルオーの地割れがモジャンボに当たってしまいホエルオーを突破できなくて負けました。
全体的にブースターとクレッフィの採用率が高く、一番少なかったのはフリージオだったと思います。また、特殊ルールの仲間大会ということでルール違反者もいたようなのですが運がよかったのでマッチングしませんでした。コンセプトの一つであるスカーフすり替えが残飯クレッフィや影分身ドラミドロに決まったのは嬉しかったです。
この大会で最終3位を取った人とマッチングする機会があったのですが、その人もモジャドラミクレッフィの並びを採用していて親近感を覚えました。思えばこのルールは一応どのポケモンも採用圏内ではありますが、並びという点では20通りのうち数パターンしか考えられないのではないでしょうか。モジャドラミクレッフィはそのうちの有力なパターンだと思います。ブースター最強というのがコンセプトの大会ですがブースター以上にクレッフィも強い環境だったと思います。
当時はポケモン界ではハイドラマッチが盛り上がってたこともありあまり注目されなかったのがちょっと寂しかったです。もっと発信活動しておけばよかったなあ。
5.最後に
僕のボックスには半年もブースター達が居座ってますが、これを忘れないうちに記事にしたらアイディアの引き出しとして保管できていいなと思ったのがこの記事を書いたきっかけです。普段のランクマッチに直接役に立つことはまずないと思いますが、この記事を読んだことで皆さんの考察の助けになれば幸いです。このルールを考えたり大会を開いてくださったポケモンソルジャーとバンビーさん、ぽへチャンネルさんには感謝しかないです。最後まで読んでくださってありがとうございます。